災害時の緊急輸送支援
自治体等からの要請・協定に基づき、建設資材・生活支援物資・復旧資材を輸送する。
SIRTが展開する11の専門ユニット。
元自衛官の技術・知識・経験を核に、災害復旧支援・建設ユニットとして
サービスをご提供いたします。各ユニットの概要・提供サービス・強みをご紹介します。
出動は協定・要請・安全基準に基づき、必要な機能だけを組み合わせて運用します。
発災後72時間以内の展開を目標とします(要請・現地条件による)。夜間・悪天候・停電といった条件下での活動も想定しています。瓦礫撤去・仮設道路構築・橋梁応急復旧・仮設電源設置まで、進入や施工に制約のある緊急現場を想定して備えます。都道府県・市区町村との事前協定により、要請・受入れ・費用負担を事前に確認し、迅速な出動につなげます。契約方式(緊急時の随意契約を含む)は、発注者が関係法令と規程に基づいて判断します。
危険環境建設ユニット(HCU / CS : HARDPOINT)は、民間の専門施工としての応急・仮設施工と、
高危険環境下の専門建設を一体で担うSIRTのユニットです。
山岳・河川・軟弱地盤での林道復旧、仮設橋梁(ベイリー橋)の架設、応急護岸・止水といった専門施工領域に加え、崖・法面・トンネル・高所・急傾斜地など、一般業者が控えがちな危険現場の補修・補強・解体までをカバーします。元施設科などの実務と、ロープアクセス等の高所専門技術を組み合わせ、平時の難工事から有事の応急復旧まで、同じユニットが継続して動きます。RIRUが先行啓開と優先判断を担うのに対し、HCUは重施工・仮設・危険箇所の完遂を担います。
CIPU / Aegis は、重要インフラを「守る」警備と、「維持する」工事を、同一チームで一体提供するユニットです。
経済安全保障推進法の施行により重要インフラの防護が国策として推進される中、物理・ドローン・サイバー・災害の複合脅威に、24時間体制で対応します。業務は、根拠となる法令が異なる次の2つを明確に区分して実施します。
【警備業法上の行為】施設警備(常駐・巡回・入退場管理)/不審者・不審ドローンの検知と通報・初動対処/防火・防災巡回・初期消火対応/監視・センサーの運用
【建設・設備工事】設備の軽微補修・点検/電気設備の点検・補修/入退場ゲート・監視カメラの管理・保守/台風・地震後の緊急応急工事
【その他】セキュリティ監査・脆弱性評価/サイバーセキュリティコンサルティング
警備業務は警備業法に基づく認定のもとで警備員が、工事は建設業法等に基づく許可・登録と有資格者のもとで、契約・対象施設ごとに区分して提供します。
水害救助・復旧支援ユニット(FRRU / 愛称 Highwater)は、線状降水帯や大型台風による浸水被害に対し、警戒期から復旧・生活再建までを専門に担うSIRTのユニットです。「救助」は消防・警察・海上保安庁の指示・連携下での救助支援に限定し、急流・流水内での直接救助は行いません。小型船舶の運用と水辺の安全管理の知見を、冠水域の機動・水難安全として活用します。土砂災害の連動は RIRU が担当します。
空間情報・無人機ユニット(GDU / 愛称 Gridview)は、産業用ドローンによるインフラ点検と地形測量・GIS解析を一体で担うSIRTのユニットです。橋梁・ダム・送電線などの義務点検から、点群・オルソ・差分による図化、災害時の状況図提供までをワンストップで実施します。
飛行計画・許可・安全管理体制を共有し、同じ取得データを点検判定と測量成果の双方に活用することで、二重飛行を減らし、発注者への窓口を一本化します。有事は OCC・Vanguard・RIRU へ通行可否や被害範囲の空間情報を迅速に渡します。
空間情報・地歴調査部門(TSP)として、旧版地図などによる地歴調査と、平時のベースライン整備・発災後の差分把握を加え、SIRT共通の状況図(COP)の作成を担います。作成されたCOPの公開・配信は、管制部門(OCC)が担当します。
TOTは、企業・自治体・重要施設が実際の災害・事故・有事に機能するための危機管理訓練を設計・実施する専門ユニットです。単なる避難訓練や手順確認ではなく、災害対策本部の立上げ、情報収集・報告、意思決定、指揮命令、関係機関との連携、現場対応までを一連のシナリオとして訓練します。図上演習(TTX)・実動訓練・NBC対処訓練・BCP演練・幹部研修などを、
組織のリスクと業務特性に合わせて設計し、訓練後の評価・改善まで一貫して支援します。
管制部門(OCC)は、SIRT各ユニットの現場展開を統括する情報・指揮の中核です。発災時・訓練時の情報集約、
資源配置の調整、自治体災害対策本部および消防・警察・海上保安庁とのホットライン運用を担います。
構成人員は元警察官・元消防官・元海上保安官出身者を中心に編成され、公共安全機関の言語・手順・現場感覚を
理解したうえで、民間実働チームと公的機関の橋渡しを行います。
救助任務そのものは担わず、SIRTのインフラ復旧・通信・資機材支援活動が公的活動を妨げないよう調整することが使命です。
※一部の内勤業務専任者は昭成商事からの転籍者(非・元自衛官・元警察官・元消防官・元海上保安官)が従事しています。
先行機動ユニット / ヴァンガード(Vanguard)は、災害発生直後に二輪車で現地へ先行し、道路・橋梁・インフラ施設の被害状況と通行可否を確認するユニットです。
確認結果は標準様式で管制部門(OCC)へ報告し、道路啓開・通信・資機材・支援の優先判断を支えます。
出動は自治体・インフラ事業者との災害時応援協定、または要請に基づく範囲で行い、通常の交通法規を遵守します。緊急走行は前提とせず、規制区域への進入は所管機関との事前調整のうえで判断します。
救助・治安・交通規制は公的機関の任務であり、Vanguardはそれらを妨げず、インフラ復旧側の「目」として機能します。
避難所支援ユニット / シー・サット(C-SAT)は、避難所の「運営」と、そこにいる人々への「支援」を両立する、SIRTの避難所支援の専門ユニットです。物資の仕分け、空間レイアウトの助言、生活ルールの作成補助まで、医療以外の全般を「コーディネート(調整・最適化)」します。
活動は自治体の要請および災害時応援協定に基づく範囲で行います。避難所の管理・運営の主体は市区町村であり、C-SATはその運営を支援します。医療行為は行わず、医療は医療機関・救護班へつなぎます。
「支援する側」ではなく、被災された方々の生活(Life)を横から支える伴走者として、「シェル・コンシェルジュ」のようにあらゆる困りごとにワンストップで応えます。
災害警戒パトロール犬ユニット / ケーナイン・ガード(K9-GUARD)は、ハンドラーと犬が避難所や被災地を巡回し、警戒・防犯と見守りを担うSIRTのユニットです。「防犯」という堅い言葉を「あんしん」に言い換え、避難所のストレスを和らげます。重機チームの「目」として、現場をスキャンするように巡回します。
発災時の捜索救助は専門の団体・組織が多くを担うため、必要時以外は、警戒パトロールに重きを置いて活動します。捜索救助が必要な場面では、災害救助犬を運用する団体と連携します。
活動は自治体・事業者との協定または要請に基づく範囲で行い、民間組織として警察権は持ちません。
不審な状況は見守りと声かけ、通報に徹し、警察・自治体へ引き継ぎます。
ロジスティクスユニット(LOG / 愛称 Sustain)は、SIRT各ユニットの活動を後方から支える補給・輸送・整備・宿営の中核です。燃料・水・食料・資機材の在庫と補充、車両・機材の整備基準、隊員の休養と衛生の確保を、部門横断で管理します。
平時は在庫・整備・備蓄の点検と輸送訓練を行い、発災時は72時間標準セット(LOGSTAT)に基づき、各ユニットへ補給します。優先順位はOCCが調整し、実行はLOGが担います。
活動は協定・要請に基づく範囲で行い、自治体・自衛隊・警察・消防などの緊急輸送を妨げません。燃料などの貯蔵・運搬は、消防法をはじめとする関係法令に従います。
事業基盤ユニット(BEDROCK / 愛称 Bedrock=岩盤)は、SIRT全体の活動を平時から支える資産・施設・調達・人事・情報の基盤です。資機材と車両の整備、拠点の維持管理、調達と経理、人事・労務、情報システムまでを一体で管理し、各ユニットが任務に集中できる状態を保ちます。
発災時の補給・輸送はLOGが担い、Bedrockは出動前の「準備の確かさ」と、出動後の「回復と精算」を受け持ちます。あわせて、家族支援班(ANCHOR)・資格マトリクス・隊員ウェルネス(BASECAMP)の実務の受け皿として、人事・労務、法定の安全衛生、個人情報の管理を担います。
隊員自身も被災者となり得ることを前提に、本部機能の代替先やデータのオフサイト保管など、SIRT自身の事業継続も整えます。活動は関係法令に従い、個人情報や健康情報は必要最小限の範囲で扱います。
Affiliated Organization — SIRT 外郭実働組織(出先機関・付属組織)
Civil Maritime Emergency Response Team
C-MERT(シーメルト)は、既存SIRTの外郭実働組織として、昭成商事の関連会社が運営する建設資材の保管・物流倉庫(北九州・門司港)に付設する、民間の海上輸送・災害対応部隊です。
本組織は、自社が保有する船舶、倉庫、重機、トラック、運行管理機能および既存従業員を統合的に活用し、平時には物流インフラの安全性・事業継続性を高め、災害時には自治体等との協定に基づいて緊急物資輸送・保管・荷役・復旧支援を実施することを目的とする。
特に、海上保安庁等での実務経験を有する退職者を専門統括者として採用し、既存アセットを災害時にも活用できる組織・運用体系へ転換する。通常の建設資材保管・物流業務に加えて、災害時の緊急物流支援にも転用できる可能性を有する。
この外郭実働組織の本質は、民間企業が公的な防衛・救助機関になることではありません。既存の民間物流資産を、行政が災害時に活用できる信頼性の高い支援能力へ変えることです。
自治体等からの要請・協定に基づき、建設資材・生活支援物資・復旧資材を輸送する。
自社倉庫の一部を活用し、必要な資機材を適切に管理する。
地域の行政・港湾関係者・建設会社・運送会社と合同訓練を実施する。
従業員の防災技能向上、災害物流研修、地域への知識提供を行う。
海岸清掃、海洋ごみ対策、海上安全啓発など、平時の地域貢献活動を展開する。
特に重要なのは、船舶のスペックだけでなく「どこに、何を、どれだけ、どのような条件で運べるか」をデータベース化すること。
既存倉庫の一部を地域災害支援物流拠点(Emergency Logistics Hub)として登録・運用。
| 役割 | 配置 |
|---|---|
| C-MERT(シーメルト)部隊長 | 元海上保安官OB |
| 副部隊長・陸上輸送統括 | 既存運行管理責任者 |
| 海上輸送担当 | 船舶管理担当者 |
| 門司港拠点責任者 | 門司倉庫管理者 |
| 重機・資材担当 | 重機管理責任者 |
| 情報・事務担当 | 管理部門担当者 |
この数名程度を社内のコアメンバーとします。少数精鋭でありながら属人化を防止の為、副責任者を置き、次の体制を作る。
部隊長(元海上保安官OB)の職務
| 職務 | 内容 |
|---|---|
| 運用統括 | C-MERT(シーメルト)全体の運用設計 |
| 安全管理 | 船舶・荷役・輸送の安全基準整備 |
| 訓練統括 | 社内訓練・合同訓練の企画 |
| 情報連携 | 行政・港湾・海上保安機関との連絡調整 |
| BCP整備 | 海上・陸上輸送計画の策定 |
| アセット管理 | 船舶・車両・重機の即応性評価 |
| 活動評価 | KPI管理・訓練報告・改善計画 |
| 支援メニュー | 提供する能力 |
|---|---|
| 物資保管支援 | 倉庫の一部区画・一時保管 |
| 緊急物資輸送 | トラック・運転手 |
| 建設資材供給 | 土のう・砕石・仮設資材等 |
| 荷役支援 | フォークリフト・作業員 |
| 重機支援 | 重機・オペレーター |
| 海上輸送支援 | 適法に運航可能な船舶・船員 |
| 物流拠点運営 | 物資仕分け・出庫・配送管理 |
想定:北部九州で大規模地震が発生。陸上輸送網の一部が寸断され、被災地域で建設資材・復旧資機材が不足している。
これは単なる避難訓練ではありません。会社の物流インフラが、実際に社会的な輸送能力として機能するかを検証する訓練です。
SIRTが全社的な危機対応を統括し、C-MERT(シーメルト)は物流実務の専門機能を担います。
C-MERTが独自判断で船舶を出航させたり、行政機関の指揮を代行したりする組織ではありません。
C-MERT(シーメルト)は、SIRTと並列の独立組織ではない。既存SIRTの方針・指揮命令系統の下で、海上輸送・陸上輸送・物資集積という専門的な実働能力を担当する外郭機能。
※民間部隊が独自の公的な指揮権を持つことはできません。あくまでも協定・契約・要請に基づき活動する民間支援組織です。
※C-MERT(シーメルト)は組織名称であり、既存の公的組織や行政機関ではありません。
既存の物流事業部門から独立性を持った「危機管理・緊急輸送機能」
SIRTの外郭組織の海上輸送・物流実働部隊